ECBは利上げ実施。PIIGSはどうなる? [金融市場]
欧州中銀が0.25%追加利上げ 3カ月ぶり、年1.5%に :日本経済新聞
前回ECBの際にトリシェが示唆した通りECBが利上げを行った。
インフレを気にしての行動ですが、債務問題で大揺れに揺れるギリシャやbb2まで格下げされたポルトガルなどは、短期資金調達コストも上昇し、さらに、ソブリン危機が高まるのではないかと思ったりもする。
為替相場ではEUR/USDは1.44台まで戻しているようだが、月曜日は1.45台だったことを考えると、ポルトガルの格下げや中国利上げの影響を拭い去るだけのインパクトはなく、売り場を提供しただけかもしれない。
EURの不安は、加盟国間の不均衡にあり、無理ともいえる財務規律を課され背伸びして寄り添ったPIIGSに代表される国々をどのように収束させるのか?利上げではないと思います。
一方で、EUR加盟で通貨乱発が防止されるのもメリットであり、暴走は止められていると前向きに評価できるところもある。さて、これから夏休みで薄くなる相場でEURはどうなっていくのか・・いずれも判断しづらい。。
正直、EURでポジションを持つことはお勧めできない。
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