東電と東電の社員

止まない東電へのバッシング、同時に東電社員に対するバッシングも・・・正直、戸惑います。
直接記載したくない罵声が飛び交っていますが、東電という会社に対してなのか、社員なのか、そもそも原子力発電を取り巻く行政の複雑さから、わかりやすい東電を責めているのかよくわかりません。
ひとつ思い出してほしいのは、社員はどこにでもいる人間です。私たちと同じ人間なんです。HPによると5万人の従業員がいます。よく考えてみてください。東電社員の家族も含めれば10万人単位になります。そういう人たちすべてが非難されるべき問題なんでしょうか。
しかし、この原子力行政には疑問がたくさんあります。こちらをちらっと見たのですが、しっかり読み込まないとわからないようです。政府関係の組織がたくさん入っているので、学識経験者とかの意見を取り入れてとかなるのでしょうが、結局、誰が責任を取るのか不明確にするための意思決定になっているようです。薬害エイズでも長い間時間がかかりました。
そういう中で、菅首相の「覚悟決めてくれ！！」発言は、「この人何言ってんの？」「俺たちに責任を押し付けるのか？」って思ったのではないかと思います。カイワレ大根は食べたけど、さすがに、放射能には腰が引いてしまった、と考えるべきではないかと思います。
そして、協力会社の方の被爆です。協力会社と聞いて、東電の隠れ蓑というか社員は安全なところでのうのうとして・・というようなイメージがあるかもしれませんが、そもそもそういうオペレーションを請け負う会社は多々あり、別に東電が用意したアングラ組織でもないと思います。一般的な大企業であれば、システムの開発や運用などで多くの協力会社を抱えていると思います。こちらのニュース
これを見て驚いたのは、福島第一原発を復旧させようと思っているところ。原子力発電は必要だと思いますが、この原発はチェルノブイリみたいに巨大なモニュメントとしてコンクリートで固めるべきだと思います。地元感情とかまったく考慮していないし、そういう意図があってかどうか確認したうえでの報道かもよくわからない。
正直、何を信じていいのかよくわかりませんが、いわゆるマスコミはそのまま信じないようにしたほうがいいのではないのでしょうか？嘘かほんとか知りませんが、Twitterでささやかれていたこういう話もあります。
話が拡散してしまいましたが、ともかく、非難すべきは「個人ではない！！」ということだけはお願いしたい。

タグ：東電 協力会社 首相